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療養キャットフード02

腎臓の機能低下による腎不全など、猫は加齢とともに病気に成る確率が高くなる動物です。
しかも、腎臓は一度機能を失ってしまうと、もとの機能を取り戻すことは不可能です。
腎臓病に限らず、悪化する前に療養食を与えることで病気の進行を遅くする事ができます。

死亡原因の20%を占める腎臓病

猫の死亡原因の実に20%を占めるのが腎臓病です。
タンパク質の分解が上手にできなくなり、体重の減少や毛並みの悪化等の症状が現れます。

猫は高齢になると腎臓病になりやすい傾向にありますが、その理由ははっきりと解明されていません。
尿細管と呼ばれるくだの数が、年齢を重ねる毎に減少してしまうのが原因ではないかと考えられています。
この尿細管をネフロンと呼びますが、ネフロンは血液の中に含まれる不要な成分を濾過し、尿として排出する働きを助ける役割を担っています。

飼い主が気付きやすい腎臓病の兆候は、飲む水の量です。
明らかに飲み水の量が増えてきたら、腎臓病の可能性が高いと判断しても間違いではありません。
腎臓病が重くなると腎不全となり、尿の排出が出来なくなってしまい、尿毒症になる可能性が高まります。
腎臓病は進行性の病気ですので完治するのは難しく、何とかして進行を遅くしたり食い止めなければなりません。

療養食による腎臓病治療のポイント

腎臓病の治療は、腎臓で処理しきれないタンパク質や、溜まってしまった有害物質の蓄積を減少させることです。
蓄積を減少させることで、可能な限り新鮮で綺麗な血液を腎臓に運ぶことができ、腎臓病の進行を抑える働きが期待できます。

腎臓病の有効な治療方法として、一番に紹介されるのが食事療法です。
療養食を与えることで、リン・ナトリウムの摂取を抑え、腎臓の負担を軽くする事を目的とします。

腎臓病を患っている猫は、リン・ナトリウムの分解機能が低下しています。
その為、リン・ナトリウムを多く含む食事を行うと、多飲多尿や高血圧等の症状が出やすくなるのです。
特に、リンを控えた療養食を準備することで、腎臓機能の低下を抑制できるといわれています。

療養食はキャットフードメーカーから市販されています。
療養食として有名なブランドフードもあり、インターネットやペットショップのクチコミから簡単に情報を得ることが出来るでしょう。
また、老猫用のフードとして、リン・ナトリウムの含有量を少なくしているメーカーもありますので、老齢猫用のフードを代用することも可能です。

療養食に味のアクセントを加える

療養食は、人間で言うところの入院食です。
療養食を食べている猫を観察すると、お世辞にも美味しいとはいえない様子。
少しでも療養食を食べさせるために、味のアクセントを付ける工夫を紹介します。
猫は鋭い嗅覚を持っている動物です。
従って、療養食に猫の好きな食材の臭いを付けることで食欲増進を狙います。
かつお節は塩分やリンが多いため、おすすめしません。
主にはチキンスープや鮪のスープを利用すると良いでしょう。
可能な限り、リンやナトリウムが含まれない食材を選択する事が大切です。

温度・湿度を一定に保つ

療養食がドライフードの場合、ほんの少しお湯でふやかすことで食べやすくできます。
ウェットフードの場合、レンジで温めて温度を上げることで、食欲不振の猫でも食べてくれる場合があります。
温める場合は人肌の温度が目安です。
腎臓を患った猫は、食事の好みやフードに求める質感が変わってしまう場合があります。
温度と湿度を調整し、猫にあった療養食を見つけてみましょう。

猫の多くがかかってしまう腎臓病ですが、フードの温度や湿度を調整したり、調味料を使って味を変えることで、食欲不振になった猫にも与えやすくできます。
腎臓病は進行性の病気ですので、療養食で少しでも進行を遅らせてあげましょう。